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行き当たりばったり 道中日記

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信長の野望に登場する戦国武将・剣豪・その他徒然の、ゆるい風味の紹介動画を作成しています。

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剣豪さ(略)~草深時信~ 

草深甚四郎時信(生没年不詳)
深甚流祖。加賀生まれ。越前で富田流を学んだらしい。

忠明「柳生、何をニヤニヤしている」
宗矩「なんでもいいじゃないですか。ささ、はじめましょう。甚四郎殿よろしくお願いします」
時信「よろしく!」
忠明「聞いていた話とは印象が違うな」
宗矩「そうですね、もっと仙人のような感じかと・・・」
時信「ワシ、霞じゃ腹はふくれないなー」
忠明「盆に張った水に映った人影を斬ったらその人物が切れた、とか」
宗矩「川面を歩いて渡ったとか」
時信「人の手を伝わると、なんでもない技が面白く変化するもんだねぇ、おもしろーい」
忠明「・・・軽いな」
宗矩「ある意味とらえどころのない方ですね・・・」
時信「もとから立派なおさむらいのお二人と違って、ワシは百姓の子だから違いもあるかな」
宗矩「えっ、藤原氏の後裔、畑時能(はた ときよし)の末裔では?」
忠明「畑時能と言うと、南北朝の頃の新田義貞の側近の」
宗矩「そう、新田四天王と呼ばれた方です」
時信「へぇぇ、すごいんだね」
忠明「あんたの先祖の話だと思うが」
時信「先祖なんて、なんとでも言えるじゃない」
宗矩「そ、それはそうですが」
時信「加賀の草深村で生まれた甚四郎。草深甚四郎、それがワシの確かなこと」
忠明「百姓の子供が、なぜ兵法を学ぼうと思ったのだ?」
時信「百姓だって、身を守る為に刀の一本も持ってるし、加賀は一向宗の力も強くて一揆も盛んだったの」
宗矩「では身を守る為に、兵法を?」
時信「好きになっちゃったんだよね!」
宗矩「え?あ、ああ、兵法をですか?」
時信「そうそう!達人の剣の動きは不思議に見えて、それを自分でも覚えたいと思ったんだー」
忠明「好きから入るのも大切だな」
宗矩「もしかして、13歳で天狗にさらわれて、兵法を教わって戻ってきたと言うのは・・・」
時信「兵法達者が越前にいると聞いて、村を抜け出して修行しに行ったんだよ~」
忠明「百姓としての全てを捨てて、兵法修行に出たのか!」
宗矩「すごい熱意ですね」
時信「さすがに黙って出たのはまずいと思って、4年くらい経った所で一度村に帰ったんだけど」
忠明「けど?」
時信「天狗にさらわれた甚助が技を教わって帰ってきたとか、大騒ぎだったから、説明するのも面倒だからまた越前に戻った」
忠明「お騒がせなことだな」
宗矩「忠明殿が言えたことですかね・・・」
時信「それからまた長い修行をして、戻ってきたのは29の頃だったかなー」
宗矩「村の人々はわかってくれたんですか?」
時信「うん、『甚助の兵法狂いは本物だ』ってね」
宗矩「・・・それは、理解、されたんでしょうか?」
忠明「俺も、土岐の殿に同じようなことを言われて、師匠との旅を許してもらったな」
宗矩「そういや、親父も兵法馬鹿とか言われていた気が・・・よくあること、なんですかね」
時信「あるんじゃないかなぁ。兵法って、別に相手を殺す為の技ではないでしょ?剣を振る行為の外に、色々教えられることがあるもの」
忠明「そこまで達するには、相応の修錬が必要ではあるがな」
宗矩「見えるようになってくると、面白くてたまらなくなりますね」
時信「でしょう!それに、腕が上がって、名前も知られてくると面白い出会いもあったりするしね~」
宗矩「出会いと言えば、塚原ト伝様と立ち合って勝ったとお聞きしていますが」
時信「ああ!高幹くんでしょ!」
忠明「鹿島の武神を、くん呼ばわりか」
宗矩「我々には出来ませんね」
時信「素直でかわいい人なんだよ、高幹くん。剣では負けたんだけど、槍の勝負では勝ってさ!それでこの羽織をくれたんだよ、優しいよねー、高幹くん」
宗矩「名の知れた方ほど、負けたという事実は公にしたくないものですが、負けを認める潔さが剣聖・ト伝様ですね」
忠明「お前も見習ったほうがいいな」
宗矩「別に私は負けたことはありませんけど?」
時信「その後の高幹くん、そのときよりずっと強くて有名になったし、よかったよね」
宗矩「甚四郎殿も、さらに剣を磨いて、弟子も多く育てられたそうではないですか」
時信「最初は変な目で見ていた村の人々も、少しづつ興味を持ってくれて、多少は広まったかな」
忠明「加賀藩にも後に深甚流は受け入れられて、藩士も学んだそうだな」
時信「好きで好きではじめたことが、受け入れてもらえたのはとても嬉しいよ!」
忠明「純粋な兵法の心をお持ちだ。なぁ、柳生」
宗矩「そうですね、腹黒な私にはまぶしいほどの・・・って何を言わせ」
忠明「甚四郎殿、本日は良いお話を聞かせていただいた。今度、手筋を拝見したい」
時信「うん、今度みせっこしようね~」
宗矩「おい!勝手に流して終わらせるな!!」
時信「よしっ、のりちゃんは一緒に加賀の白山神社で腹黒を落とす修行をしよう!」
宗矩「いえいえいえ!大丈夫ですからっ!」

忠明「黒さも大事な個性だからな」
宗矩「もうなんとでも言ってください・・・」

つづく

草深甚四郎さんでした。
調べてみると、彼の生まれ育った石川県では、塚原ト伝にも勝った剣豪として親しまれており、お墓が存在します。
また、慰霊の剣道大会が開かれたり、「草深甚四郎」と言う名前の日本酒が発売されていたりと、人気ぶりが伺えます。こうなると、石川県にもいつか行って見たいなぁー。

次回は巌流のあの方です。
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